杉野定幸さんがフルスクラッチで作成された1/16スケールのフィギュア「Rosie the riveter」。「大戦、アメリカ国内において兵器等の製造にあたった女性達はRosieとよばれました」との史実を題材にした作品ですが、テーマを見事に作品としてまとめ上げる作者の製作技術は見事の一言です。凛とした表情等による物語性と、女性フィギュアとしての魅力がバランスよく同居した、本当に魅力的な作品。

Sugino Sadayuki's 1/16 scale scratch built figure "Rosie the riverer".

Wild Riverこと荒川直人さんの作品「Enemy360｣。タイトル通り回転する展示台の上で360°どこから見ても楽しめる印象的な作品。見所はそれこそ360°全部にアチコチありますが、今回は泣く泣くこのカットだけ。丹念に作られた細部に沢山の見せ場と遊び心が詰め込まれた高密度な作品です。

Arakawa Naoto's "Enemy 360".

devi2000さんの作品「III号戦車A型」。ソブリンのレジンキットを組まれたとのことですが、丁寧な工作がキットの魅力を十二分に感じさせてくれますね。同車に興味のある方にはタマらない作品なのではないでしょうか。

Devi2000's Panzer III ausf A.

ブライアン・キーニーさんの作品「BMP-3」。SKIFの難物キットを見事な作品に仕上げられたもの。ディティールアップにはエデュアルドのエッチングパーツを使用されているそうです。

Brian Keaney's BMP-3.

僅かな空間と要素だけでアフリカ戦線を見事に再現されているのは池西晃さんの作品。

IIkenishi Akira's "M-13".

西山裕芳さんの作品「最後の侵攻」。ミニスケールでの雪の表現って、如何にも「粉」という感じになりがちでなかなか難しそうに思いますが、この作品での表現は素晴らしかったですね。車両の方も実にいい感じでした。

Nishiyama Hiroyosi's diorama in 1/72 scale.

南條聰さんの作品「T-62」。タミヤのT-55を使った中東諸国における車両を再現した作品は多いですが、この旧いキットをここまでカッコよく仕上げた作品は珍しいのではないでしょうか。同車のどこか不気味なフォルムを満喫させて頂ける本当に素晴らしい作品です。上手過ぎる！

Nanjyo Satosi's T-62.