当日は参加者全員による人気投票が行われましたが、その中で金賞を受賞された辻よしひこさんの作品。ドイツ軍に鹵獲使用された菱形戦車のジオラマで、タイトルは"BLACK DAY of GERMAN ARMY 1918"。画面右下のバイクは、自転車のキットを元にスクラッチされたものとのことです。

Yoshihiko Tsuji's beautiful WWI diorama,awarded gold prize.

同じ作品のフィギュアのクローズアップ。全体的に暗い色調の中でフィギュアの鮮やかな色使いが印象的でした。

Figures on the Tsuji's diorama.

銀賞を受賞された1/1スケールの92式歩兵砲。塩ビパイプや木材を使ってのスクラッチ（？）。軍装に身を包んだ作者の相田吉広さんも作品の一部ということで、生身の生き物が出品されたのは関西AFVの会史上初の快挙だそうです。

1/1scale Japanese army type92 infantry gun made from wood and others. A Japanese soldier standing by the gun is the builder, Yoshihiro Aida. awarded silver prize.

銅賞を受賞されたMIIKEさんの作品。なにわ戦車隊HPの"ギャラリー虎の穴"で途中経過が報告されていたGPAでしたが、MIIKEタッチとも呼べる実にロマンチックなビネットに仕上がっていました。工作、塗装、構成など全てがため息の出るほど素晴らしい作品です。

MIIKE's wonderful diorama with Ford GPA, Beautiful girl and romantic young man. Awarded bronz prize.

上記作品をもう一枚。後ろに積まれた蓄音機は、映画プライベートライアンのパンフを資料にされたとのこと。その他の荷物類の仕上げも全体のタッチに溶け込むように仕上げられ、まるでロックウェルの絵画の様な気品のある作品です。

Another shot of MIIKE's fantastic job.

当日の特別ゲストであった土居編集長からアーマーモデリング賞を授与された北野直樹さんの作品"接敵"。タミヤの旧いキットを実に丹念に仕上げられた素晴らしい作品で、車体側面の小さなリベットはゼリー状の瞬間接着剤を盛上げて再現されたそうです。

Awarded special prize from Armour Modeling Magazine. Naoki Kitano's Vietnam diorama with old Tamiya kit.