1996/Dec/30 (Mon)

　友人に自作PCの話をしたら「ASUSのマザーにペンティアム133メガに ウェスタンデジタルのハードディスクにカノープスのビデオカードとは， えらくまた当たり前の選択だなぁ」と笑われた．

1996/Dec/29 (Sun)

　CPUクーラーを一旦外して接触面に昨日買ったシリコングリスを塗った．
　HDDをFDISK，FORMATからやり直して，Win95を再インストールした． 今度は853MBきちんと確保できた．
　さらに昨日購入したSCSIボードとLANボードを挿し，ビデオボードのRAMを 増設した．LANボードはなかなかうまく作動しなかった．原因はボード自体の P&P機能がうまく働いていないためのようだ．ジャンパピンでIRQとI/Oアドレスを 固定にしたら作動した．
　SCSI外付けのMOドライブとCD-ROMドライブを接続し，さらにEtherケーブルで DHUとつないでドライブの共有設定をした．作業は容易．

1996/Dec/28 (Sat)

　日本橋に出てパーツの購入．

• SCSIボード：DC-390　（TekrAm）　7580円
  　PCI，Fast SCSI-2．最近評判のカード．値段はアダプテックAHA-2940J （箱入り）の1/3以下．
• LANボード：E2000T　（エーアイプレーン）　3480円
  　ISA，10BASE-T．NE2000互換．P&P対応と書いてあるがうまく作動しないようだ． ジャンパでも設定可能．
• ツイストペアEtherケーブル．クロス．１ｍ．1280円． DHUとの接続に使う．
• ビデオボード用増設メモリ：3DV-2MN　（カノープス）　5800円
  　カノープスのビデオボードPower Window 3DV SX用の増設メモリ．これでボードの 実装メモリは４MBになる．
• VGAモニター切換器　（トライコーポレーション）　3500円
  　DHUとCRTディスプレイを共有して使う．ケーブルが 長くなる分ディスプレイの表示品質は少し劣化するが，許容範囲内だと思う．
• VGAケーブル（1.8ｍ）：1879円×２本．
• ５in.ベイに3.5in.機器を取り付ける金具：480円．
• 2.5in.HDDに対し3.5in．HDD用フラットケーブルをつなぐための変換コネクター： 971円．
• シリコーングリス：150円．CPUとクーラーの間に塗って熱伝導を良くする．

1996/Dec/27 (Fri)

　E-IDEのHDD容量が500MBしか確保できない件が解決した．やはりBIOSの設定が 間違っていた．HDDの認識させる時にLBAモードを選ぶのが正しい．

1996/Dec/25 (Wed)

　SCSIカードを挿した．アダプテックAHA-2940J．25800円．高価だが SCSIカードはストレージ系の根幹なので定番を選んだ．
　次にWin95のインストール．基本的には「自作PCの内蔵HDDにWin95のCD-ROMを コピーして，それを使ってインストール」という段取りだが，手持ちの CD-ROMドライブ（及びMOドライブ）がSCSIなので簡単にはいかない．DOSから SCSIドライブを認識させるためのドライバ（アダプテックならEZ-SCSI）は 持ってないし，一般的にSCSIドライブからブートした場合EIDEドライブは 見えなくなるのが普通だからだ．
　今回は次のような手順で作業を行った．

1. DOSの起動フロッピーを作っておく．
2. 現在稼動している別のマシンを使って，MOディスクをDOS上で /sスイッチ付きフォーマットしてシステムを転送し，これにWin95のCD-ROMの 内容をコピーする．コピーするのはCD-ROMの中のディレクトリwin95の 内容だけでよい．残りはオマケ．
3. 自作マシンのBIOS設定で，ブートドライブ優先順位をＡ，Ｃにする． またIDE／SCSIのブート優先順位をSCSIにする．
4. 自作マシンにMOドライブを接続．
5. MOをドライブに入れて自作マシンを起動．SCSI-BIOSがインストールされた云々 という表示が出てからフロッピーを挿入すると，フロッピーからブートが行われる． ここで今回はなぜかEIDEのHDDも見えていたので（今回買ったマザーボードのBIOSが そういう仕様になっているらしい），MOからHDDにWin95CR-ROMの内容をコピーした．
6. MOドライブを外し，BIOSのIDE／SCSIブート優先順位をIDEに戻して，起動． HDDのDOS上からWin95のセットアップを行う．この際Win3.1の#1ディスクを 要求してくるので用意しておくこと．

1996/Dec/24 (Tue)

　自作PCの組み立て．作業自体はすぐ済む．AT互換機を何回か開けたことのある人なら マニュアル無しでも概ね分かると思う．
　まずフロッピーからDOSの起動を試みるが最初は失敗．マザーボードからFDDに つながるコネクタを逆に挿していた．FDDケーブルは途中にネジリが入っていて， このネジリがある側の端をＡドライブに，反対側の端をマザーボードにつなぐ． マザーボード側は１番ピンの表示のある側にフラットケーブルの赤い線を合わせる． ドライブ側には挿入方向の表示がなかったので勘で挿したら間違っていた．
　HDDケーブルは，どちらの端がマザーボード側かの表示がなかった．これも勘で 挿したら間違っていた．コネクタをつなぎ直したら作動した．
　DOSフロッピーからHDDをフォーマットしてDOSをインストールし，HDDから ブートできるようになった．
　ここまででの疑問点を書いておく．

• ケース付属のネジ類の中に赤茶色の（おそらく絶縁体の）ワッシャのような 部品が入っているのだが，これはどこに使うのだろうか？　マザーボードを ケースに固定するスペーサーにこのワッシャをかませるような気がするのだが， スペーサーのどこにワッシャを入れるのかわからない．現在のところ未使用． いいのか？　ヤバイのか？
• ケース内蔵の電源からアース線のようなもの（端に丸い圧着端子が付いている） が出ているが，これをどこにつなぐのか分からない．マザーボードにつなぐのか？　 マザーボードにアース端子があるのか？　不明．現在未使用．
• DOSからHDDをフォーマットしたら容量が500MBぐらいになってしまう． 起動時に出るBIOSの表示では850MB認識されているようなのだが．

1996/Dec/23 (Mon)

　日本橋に行って自作PCの部品を買った．

• マザーボード：P/I-P55T2P4 A　（ASUS Tek）　24800円
  　いきなり売れ筋で申し訳ない．Baby-ATのマザーボードP/I-P55T2P4に サウンドブラスター互換（？）音源ボードをバンドルしたもの．P/I-P55T2P4だけだと 19800円．ちなみにATX版のP/I-XP55T2P4は15800円だった．あえてBaby-AT版を 選んだ理由は後述．
  　マザーボードのバージョンはRev.3.0の店が多かったが，TWO-TOPではRev.3.1 だったのでそこで買った．電源関係が強化されているという噂．
• ケース：TB-000　（テクノバードジャパン）　7799円
  　ミニタワー型．ATXは基板が縦長なので最小のケースでもミドルタワーの高さに なってしまう．かと言って奥行きが小さいわけでもないので，ミニタワーケースに 入るBaby-ATのマザーボードを買った．
  　このケースでも８kg（梱包のダンボール箱を含む）あるので持って帰るのは 大変だった．
• CPU：ペンティアム　133MHz　（インテル）　25800円
  　店によってはあと1000円ぐらい安かったようだ．166MHz版は45000円ぐらいだった．
• CPUクーラー：CPU-K2　（SANYO DENKI）　3780円
  　ファンタイプ．割と静か．（ケースの電源のファンの音が大きい．）
• HDD：E-IDE　850MB　（ウエスタンデジタル）　19800円
  　そのうちHDD関係はSCSIに統一するつもりなので，とりあえず安いヤツを買った．
• FDD：FDD-359　（MITSUMI）　3500円
  　3.5in.２モード．とりあえず安いヤツ．３モードだと5000円ぐらいになる．
• メモリ：16MB　（ノーブランド）　8200円×２
  　72pin，60ns，EDO，ノンパリティ．
• ビデオボード：Power Window 3DV SX　（カノープス）　17800円
  　搭載メモリが2MBの割には高いが，やっぱりビデオボードと言えばカノープスだろ という事で．メモリは後で増設可能．
• PS/2用マウスコネクタ　（ノーブランド）　899円
  　ATマザーボードにはキーボードコネクタはあるが マウスコネクタは付いてこないので別買．

1996/Dec/22 (Sun)

　自作PCの部品代として20万円を銀行から出してきた．

1996/Dec/21 (Sat)

　以前にちょっと書いたように，AT互換PCの自作を考えている．現在 使っているDHU（486DX2，50MHz）ではフォトレタッチや CD-ROMタイトル再生には力不足なのと，そもそもマシンの自作自体が面白そうだ．
　必要なスペックは

• TrueColor，1024×768ドット表示．今使っているCRTモニタが15インチなので 1024×768はかえって見難いかもしれないけど．
• 職場で使っているPCはペンティアム100MHzで，これで処理速度には特に不満も 無いので，ちょっと上に狙うにしても133MHz程度でいいだろう．
• ケースはミニタワーとしたい．なるべく小さいヤツ．５インチベイ×２， 3.5インチベイ×２で足りると思う．

• マザーボード：baby-ATかATXを選択．CPUはシングルとデュアルがあるが Win95ではデュアルCPUは使用不可．ペンティアム（シングル）用だと２万円ぐらい．
• ケース：マザーボードに合わせてbaby-ATかATXを選択．電源付きのヤツ． baby-ATだと１万円ぐらい．ATXだと２万弱．ただATXだとソフトウェア的に 電源を落としたりできるらしいから，今回はATXにしようと思っている．
• CPU：一応ペンティアムの133MHzを予定して，166MHzが安かったら考えてみよう． ２万５千円ぐらいか？
• CPUクーラー：いろいろあるようだ．２千円ぐらい．
• メモリ：16Mbytesの72ピンSIMMを２枚．いろいろあるがEDO・60ns・ノンパリティ あたりが適当そう．２万ぐらい．
• HDD：EIDEかSCSIを選択．いずれにしても手持ちのCD-ROMドライブや MOドライブをつなぐのにSCSIカードが必要なので，いっそ全部SCSIにしてしまう方が いいかも．２万５千円ぐらいか．
• FDD：あんまり使わないが無いと困る．５千円ぐらい．
• ビデオカード：メモリを４MBytes積んだヤツ．２万円ぐらいからあるようだ．

1996/Dec/13 (Fri)

　職場で冬のボーナスが支給された．大口の出費の予定は無いが，AT互換パソコンの 自作をしてみようと思っている．