T-34 maniacs

大戦中のSU-122,SU-85,SU-100に標準的に見られる増加燃料タンクホルダー  (青木伸也


 ホルダー本体.図中Aは主要部で,タンクに接する面と垂直面は一体成形されているようだ.(鋳造または鍛造?)
 図中Bは支柱で,金属板をコの字に曲げたもの.これの両サイドの垂直部分が破損して底板だけが残った物が,MA別冊T-34/KVのSU-100実車写真で確認できる.
 図中CおよびC’(同じもの?)はAとは別体で作られ,熔接で結合されているようだ.


 ホルダーとタンク固定ベルトの結合部分.半円弧状のホルダーの両端にタンク固定用ベルトをそれぞれ取り付ける.ホルダー端の穴とベルト端の折り返し部分に軸を通し,その軸の両端を割ピンで固定する.この割ピンはグランドパワー1999年9月号の裏表紙写真ではっきり確認できる.ホルダーの両端とも同じ構造.


 タンク上面で締結される固定ベルトの締結部.一部推定.ホルダーの両端に取り付けたベルトを,タンクの上面で締結して固定する.ベルト端に円筒形のボルト受け金具が巻き込んだ形で固定されており,この金具同士をボルトナットで締結する.

参考資料
 グランドパワー1997年10月号「第2次大戦のソ連軍用車輌(下)」のSU-122およびSU-85の項目.
 グランドパワー1999年9月号の裏表紙,撃破されたSU-85.


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2000/Apr/16 作成
(c)2000 maniacs lab.